治療法の流れ

更年期障害におけるホルモン補充療法(HRT)とは

更年期障害のおけるホルモン補充療法の一般的な治療の流れと、基礎知識についてまとめています。費用の目安にもついてのデータも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

ホルモン補充療法(HRT)の流れ

ホルモン補充療法(HRT:Hormone Replacement Therapy)では、更年期や何らかの理由で減少してしまったエストロゲンを補充する治療法。

女性のホルモン補充療法では、注射や点滴ではなく、飲み薬や貼り薬としての処方が多くなっています。医療機関によって治療法の流れは多少異なりますが、一般的には以下のような流れで治療が行われます。

1.問診

これまでの病歴・身体の状態・気になる症状などをヒアリング。問診で主に聞かれるのは、月経の有無・閉経からの期間・他に受診している病気や服用している薬の種類などです。気になることはあらかじめメモ等にまとめておくと、問診がスムーズに進みますよ。

2.検査

現在の体調・血液検査・子宮の状態・子宮頸部・卵巣・乳房・骨量検査などを実施(受診する医療機関によって内容は変化)。ホルモン補充療法を始めるかどうかは、エストロゲン値が30~50pg/ml以下、卵胞刺激ホルモン30mlU/ml以上という数値が目安となります。

3.使用する薬の決定

ホルモン補充療法には経口剤(飲み薬)と経皮剤(貼り薬・塗り薬)があるので、症状や体質に合わせて選択。薬の特徴や副作用、使い方についての説明を受けます。

4.定期検査

定期的に検査を実施し、ホルモン補充療法の効果が出ているかどうかをきちんとチェックします。副作用がある場合は薬剤の種類や量を変更することもあります。決して我慢しすぎず、小さなことも専門家にしっかり相談するようにしましょう。

気になる費用の目安

ホルモン補充療法は保険適用の治療法ですが、どのような症状を何を目的に利用するかで保険適用の可否が決められています。適用となるケースは以下の通り。

  • エストロゲン減少による更年期障害の症状緩和・軽減のため
  • 骨粗しょう症の予防・改善、萎縮性膣炎などの治療のため

治療法や使用する薬剤・投与法によって治療費は変わってきますが、よく使用されている錠剤(プレマリン)で1ヵ月3,000円程度。経皮吸収剤・貼付剤を使用する場合で5,000円ほどとなっています。

他にも診察料・検査料・処方箋料などがかかってきますが、健康保険が適用されるため、自己負担する費用はこのうちの3割ほどと考えておきましょう。

なかには保険診療ではなく、自由診療で治療を受ける方もいます。自由診療では保険診療よりも手厚いカウンセリングやケアが受けられることが多く、とくに精神的な面のフォローを重視していることが多いようです。

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