使用される薬

更年期障害におけるホルモン補充療法(HRT)とは

更年期障害のホルモン補充療法に使用される、ホルモン剤(エストロゲン剤・プロゲステロン剤など)の種類について解説しています。主な投与方法と、治療をスタートする時期の目安についてもまとめているので参考にしてください。

ホルモン補充療法に使用される薬と種類

ホルモン補充療法に使用される薬には、経口剤(飲み薬)と経皮剤(貼り薬、塗り薬)があります。これらの適用は、どのような症状が出ているか・月経があるかどうか・閉経からの年数などによって変わってきます。

経口剤

経口剤には、エストロゲン単剤・プロゲステロン単剤・エストロゲンとプロゲステロンの配合剤の3種類があります。経口剤の成分は胃腸から吸収され、肝臓を介して血中へと入っていきます。そのため、胃腸・肝臓のコンディションが悪い場合は適用されません。

主な薬剤
  • エストロゲン単剤:プレマリン、ジュリナ、エストリールなど
  • プロゲステロン単剤:プロペラ、ヒスロンなど
  • エストロゲン・プロゲステロン配合剤:ウェールナラ

経皮剤

経皮剤とは、皮膚から直接薬剤の成分が吸収されるもの。経口剤に比べて胃腸・肝臓への負担は少なくなっていますが、皮膚が弱い人はかぶれ・痒みなどの症状が出ることもあります。こちらはエストロゲン単剤の貼り薬・塗り薬、エストロゲン・プロゲステロン配合剤の貼り薬があるのです。

主な薬剤
  • 貼り薬:エストラーナーテープ、メノエイドコンビパッチ
  • 塗り薬:ル・エストロジェル、ディビゲル

主な投与方法

ホルモン補充療法の投与方法は、症状や月経の有無などによって変わってきます。

ホルモン補充療法はいつから始めるべき?

ホルモン補充療法をスタートする時期の目安は40代後半。更年期障害の緩和・改善のためには、まだ月経がある場合でも治療の対象となります。骨粗しょう症や脂質異常症の予防を目的とするなら、閉経前後から治療をスタートするとよいようです。ただし、骨粗しょう症になりやすい人は、生理不順が目立ちだした頃から始めた方がよいでしょう。

ただし、40代後半といってもホルモンの分泌量には個人差があるため、すべての人が適用となるワケではありません。ホルモン分泌量は血液検査によって分かるので、一定の年齢に達したら一度検査をしてみるとよいでしょう。自分自身の身体の状態を知り、適切に対処することで、ホルモン不足による諸症状を抑えることも可能です。

【関連記事】

■ホルモン補充療法(HRT):治療法の流れ実証
■ホルモン補充療法(HRT):副作用について
■更年期障害の対処法4:サプリメントを取り入れる
■更年期障害の対処法1:食事を改善する

▲このページの上部へ