副作用について

更年期障害におけるホルモン補充療法(HRT)とは

更年期障害のホルモン補充療法に懸念される副作用についての情報をまとめました。一般的な副作用と対処法、気になる乳がんリスクとの関係性についても解説しています。

ホルモン補充療法に見られる副作用とは

ホルモン補充療法を始めるにあたって、やはり気になるのは副作用。副作用の出方は薬剤の種類や投与方法、体質などにもよりますが、身体が薬に慣れるまでの1~2ヵ月ほどで治まることが多いようです。

一般的に、ホルモン補充療法で見られる副作用は以下の通り。

  • 不正出血
  • 下腹部・乳房のハリや痛み
  • 多量のおりもの
  • 胃が重くなり食欲が減退する
  • 吐き気
  • 頭痛

ホルモン補充療法の副作用で最も多く見られるのは、性器からの不正出血。これは、エストロゲンを補充することで子宮内膜が増殖することによるもので、大きなトラブルになることはありません。ほとんどの場合、治療を始めて半年ほどで出血もおさまってくるので、医師の診察で異常がなければ心配しなくてもよいでしょう。

次に多いのが、下腹部や乳房のハリ・痛み。ただし、こちらもほとんど場合は軽度で済みます。身体が薬に慣れるにつれて副作用は起こらなくなっていきますが、あまりにも不快であったり気になる場合は、医師に相談して薬の量・投与頻度を調整することもできます。

生理のような出血も薬を調整することによってコントロールできるので、どうしてもイヤな方は医師に相談してみるとよいでしょう。更年期障害の治療でもっとも大切なのは、ストレスを溜めないことです。

乳がんリスクとの関係性

ホルモン補充療法を続けると、乳がん・子宮がんのリスクが上昇するという話があります。これは、ホルモン補充療法を行った結果、乳がん・子宮がんの発症率が増加したというアメリカの国立衛生研究所の研究結果からきたものです。

しかし、その後の研究によると、「遺伝・高齢出産・乳腺の病気を経験したか否か・出産経験がない」などのケースの方が、乳がんの発症リスクが高いことが分かってきたのです。日本でも厚生労働省が行った調査によれば、ホルモン補充療法によって発症リスクは60%も減少するというデータがあるほどなので、過度な心配はしない方がよいでしょう。

どうしても不安が払拭できない場合は納得がいくまで医師に説明を求めるか、女性ホルモン様成分を補充できるサプリメントなどに切り替えるのも1つの手段です。

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