認知症

認知症と更年期障害の関係のイメージ

更年期障害の症状の1つである「物忘れ」と、認知症の関連性についてまとめました。更年期の物忘れと認知症の違い、脳を活性化するなどの予防法についてもチェックしてください。

更年期障害と関連の深い「認知症」とは

認知症とは、老化や疾病などさまざまな原因によって脳細胞が死んでしまったり、機能が鈍くなったために起こる障害のこと。記憶力・理解力・判断力などが著しく低下し、生活に長期間(6ヵ月以上が目安)支障が出ている状態を指します。

更年期障害の症状の1つに「物忘れ」がありますが、認知症の最大の特徴も「物忘れ」です。更年期に入ると、人の名前が思い出せなくなったり、やるべきことを忘れやすくなることがあります。

しかし、認知症の物忘れとはレベルが違うのです。認知症の場合は知人の存在を忘れてしまったり、食事をしたという記憶をまるまる失ってしまうのが特徴。ただし、更年期障害の1つだと思っていた物忘れが、まれに認知症の初期症状であるケースもあるので注意しましょう。

主な原因

更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少するのが特徴です。エストロゲンには血流を促進し、脳の神経伝達物質の分泌を促すという働きもあり、脳や記憶を司る海馬の機能にも大きく関与しています。このエストロゲンが減少すると脳や記憶の機能が低下し、物忘れなどの症状が出やすくなると言われているのです。

更年期障害で物忘れが多くなると「このまま認知症になるのでは」と不安に思う人もいますが、そのまま認知症になってしまうケースはごく稀です。

ただし、認知症の発症率は男性よりも女性の方が約3倍高いというデータもあり、これにはエストロゲンの減少が関与しているとも言われています。心配のしすぎもよくありませんが、油断は禁物です。

効果的なケア方法

更年期の物忘れを緩和するには、脳を活性化させることが重要です。趣味や習い事を始める・友人や家族と話をする・スポーツをする・本を読む・新しいことにチャレンジしてみる、などの行動が効果的。脳を活性化させると血流が促進され、記憶機能の低下を緩和することができます。

食事や睡眠といった日常生活の見直しも必要です。食事では、減少したエストロゲンを補うために大豆製品・ざくろ・魚介類・緑黄色野菜などを積極的に摂るようにしましょう。

食欲が落ちている場合は量より質を考えてメニューを組み立てたり、サプリメントを上手に利用するといいようです。また、睡眠は脳を休めるとても大切なもの。1日最低でも6時間は睡眠を取り、しっかり脳と身体に休息を与えてください。

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