高血圧症

高血圧症と更年期障害の関係のイメージ

更年期と関係の深い病気である、高血圧症の特徴と原因について分かりやすく解説。高血圧を放置するリスクや、血圧をコントロールする方法などについてもまとめています。

更年期と関連の深い「高血圧症」とは

高血圧症とは、最大血圧140mmHg以上あるいは最小血圧90mmHg以上の場合を言います。更年期に入ると、これまで適正値だったのに急に血圧が不安定になるケースが見られます。生活習慣の乱れや疾病など、原因に心当たりがない場合は更年期障害である可能性が高いと言えるでしょう。

更年期障害の高血圧症の特徴は、血圧が変動しやすく不安定であるということ。めまい・頭痛などが起こると血圧が上昇したり、イライラ・睡眠不足などでも血圧が高めになったりします。また、ホットフラッシュがある女性はない人に比べて高血圧になりやすい傾向アリ。さらに、喫煙している人はより高血圧のリスクが高まることが分かっています。

主な原因

更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンの量が減少します。エストロゲンには血管を拡張して血流をスムーズにする働きがあるため、分泌量が減ると血管の柔軟性が低下(動脈硬化)。

血液の流れが悪くなり、次第に高血圧となっていきます。また、ホルモンバランスが崩れることによる、自律神経の乱れも原因の1つ。血圧のコントロールがうまくいかなくなり、高血圧症を引き起こすのです。

この他、ストレスも血圧を不安定にさせる要因と言われています。更年期障害のさまざまな症状に、家庭・仕事・人間関係などのストレスが加わると、自律神経が乱れて血圧を上昇させてしまうことがあります。また、イライラや不安感は血管を収縮させる交感神経を優位にさせるため、できるだけ心を穏やかに保つことが大切です。

効果的なケア方法

血圧が高くなってきたと感じたら、放置しないことが重要です。更年期障害による一時的な高血圧だったとしても、放っておくと慢性的な高血圧症になりかねないのです。

まずは、家庭で1日2回(朝晩)定期的に血圧を測定し、高血圧が見られたらそのときの状況も書き記しておきましょう(寝不足・疲労・ストレス・ホットフラッシュなど)。自分の血圧のパターンやその背景を知ることは、高血圧症予防にとても役立ちます。

高血圧にならないよう、生活習慣を整えることも大切です。食生活では、塩分・脂質・高カロリーの食事はできるだけ控え、栄養バランスの取れた和食中心のメニューを心がけましょう。更年期以降は肥満傾向になることも多いため、適度な運動でカロリーを消費することも必要です。

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