むくみ

こちらでは更年期障害を原因とするむくみについて解説します。普通のむくみとは、原因も対処法も異なりますので、一度確認してみてください。

更年期障害のむくみの症状

更年期にさしかかると、約半数の女性はむくみを経験すると言われています。

通常のむくみであれば、その原因をご本人で理解していることも多いでしょう。例として、前夜の飲み過ぎや、塩分の摂り過ぎ、運動不足による代謝の悪さなどが挙げられます。

しかし、更年期障害によるむくみは、その原因に心当たりがないことが特徴。また、むくみだけでなく、他の様々な症状を併発していることがほとんどです。

主な原因

更年期におけるむくみの原因は、主に2つ。

女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの減少と、水分不足です。

更年期障害の症状として現れるむくみは、まさに更年期そのものが原因と言えます。更年期、すなわち閉経前後の期間は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが急減に減少。エストロゲンの分泌が微量になり、女性は閉経を迎えます。

エストロゲンが減少すると、相対的に女性が持つ、黄体ホルモンが増加し、むくみの原因となるのです。

月経前に著しいむくみによって、指輪が入らない、手がこわばるなどといった経験をしたことがありませんか?これは月経前の黄体ホルモンの増加による影響。

つまり、黄体ホルモンの増加によるむくみは、更年期だけではなく、普段から経験していることなのです。

そして更年期のむくみの第二の理由は、水分不足です。

更年期に見られるもっとも多い症状が、ほてり。顔や上半身がホカホカと温かくなって大量の汗をかくのも、更年期の特徴の一つです。

体は汗をたくさんかいて水分不足になると、それ以上水分を外に逃がさないよう、汗の流出を止める働きがあります。流出できなくなった水分は、体中の細胞内にため込み、細胞は膨張するため、血管を圧迫して、むくみとして現れるのです。

対処法

まずは、更年期障害の原因となる「エストロゲンの減少」を食い止めることが、むくみ解消の第一の対策となります。

しかし、エストロゲンの減少は生理現象の一つなので、薬でどうにかできる問題ではありません。減少の制止ではなく、症状を緩和させる方法として、婦人科などでのホルモン治療を行っていきます。

これは、減少する女性ホルモンを注射などで体内に増やして、症状の一時的な緩和を狙う対処法です。個人差はありますが、おおむね効果は期待できます。

なお、ホルモン治療でむくみが解消しない場合には、普通のむくみの可能性があるので、日常生活を振り返ってみましょう。

ホルモン治療以外の対処法としては、水分の適当な補充が挙げられます。代謝の悪い人が、一度に大量の水分を摂り過ぎてむくむ場合もありますが、基本的には水分不足がむくみの原因になります。

適宜、水分を補充して発汗を促し、汗として水分を体外に排出できる体を作るように心がけましょう。

一度に補給する水の量は100~200ccまで。30分~1時間に1度はのどを潤す程度にでも、口にしましょう。

水分が満たされていれば、脳が水分(汗)の流出を止める指令を出すことはないため、むくみにくくなります。

また、更年期に限らず、むくんだときにはマッサージも効果的です。滞留した水分を、別の場所へ移動させるよう優しくマッサージしましょう。

また足のむくみの場合、循環をよくするために。足を高くして睡眠をとるのも有効です。

足の下に折りたたんだ毛布などを添えておけば、重力の作用によって、翌朝にはすっかりむくみが取れているでしょう。腕を高くして寝れば、同じ理屈で腕のむくみも一晩で解消できます。

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